記事のアーカイブ
2015年04月07日 14:35
11/22いい夫婦の日の小話です。
「何遍言ったら分かんだ、このクソマリモ! やっぱりテメェのてっぺんについてるのは藻だな! 藻! 学習能力ってモンが備わっちゃいねぇ!」
「うっせぇグル眉!んなモンいちいち覚えてられっか!」
「アゥ! アイツら、今度はなんでケンカしてんだ?」
「聞こえてきた内容からだと、お皿をお水に浸けていなかった、かしらね」
「ヨホホ、この前は洗濯物を溜めていたんでしたっけ?」
「風呂に入らねぇってのもあったなぁ。あん時ゃ俺も巻き添え食ってひでぇ目にあったよ、チクショー」
「俺も入らねぇと肉食わせねぇって言われたぞ! ひでぇよな、サンジ
2015年04月07日 14:26
11/26いい風呂の日
丁寧に丁寧にサンジくんの後処理を施すロロノアさんのモノローグです。
出すのは好きだ。
奥にたっぷりと注ぎ込んでコイツの意識がぶっ飛んで、弛緩した体から離れた一拍後に、とろりと流れてくる白を眺めるのが好きだ。
わずかに意識を戻して、小さく呻きながら身を捩ると更に溢れ出る様もいい。
自分じゃ動かせないほど疲弊した体を風呂場に連れて行って、まずは中のものを掻き出してやる。
この時にまた、微かに吐息が熱くなるのが好きだ。薄らと瞼が開いて、ゆらゆらした瞳がおれを捉えてからまた閉じる。
程々にして全身をキレイに洗ってやって、抱きかかえて一緒に湯船
2015年04月07日 14:25
ついったに投下した突発短文。
すり、と金色の頭を寄せてくる。酒を飲んだわけでもないし、ましてや情を交わした後でもない、なんでもない時間。
どうした、と言葉をかけてもどうせ「なんでもない」としか返してこないのだろう。
だからそのヒヨコみたいな頭をぎゅっと抱きしめてやる。多少暴れるが、構うものか。
こうして髪に指を梳き入れ撫でるように掻き混ぜてやれば、不思議と大人しくなるのだ。
そうしているとおずおずと両手が腰に回ってきて、ぎゅうっと力任せに締め上げてくる。随分と遠慮がないのはきっと、おれだからだ。
2015年04月07日 14:24
ゾロ誕生日2014
めたくそ甘いです。
几帳面にきっちり二つ折りにしたくせに、ひどく無造作にスツールへ放られたままのピンクのエプロン。おかしなパンダの絵がワンポイントになっている。
これの持ち主は城を出て、明るい陽射しの下乱暴な言葉で自船のキャプテンへ蹴りを入れている。
一拍おいて、笑い声。周囲の仲間も一緒になって。
何がおかしいのか知らないが、この船は笑いが絶えない。狙撃手のホラ話に可愛らしい船医が感心すれば航海士が笑いながらそれを諌め、音楽家のスカルジョークに船大工が乗れば考古学者が呆れたように笑う。誰もが輪の中心になり、笑い合う。
コックも、つまみ食いをして
2015年04月07日 14:23
10/1磁石の日
診断メーカーお題:ゾロサンは『嘘でもつけたらいいのにね』もしくは『少しの距離すら怖いんだ』というセリフを使ってSSを書いてください。
Rは表現程度。
正面から抱き合うのが好きらしく、いつも腕を一杯に伸ばして背中に回してくる。
それでも、爪を立てないようにとほんの少しの理性が残るらしいが、追い込んで身も世もなく啼かせてやれば、男の勲章の出来上がりだ。いいんだよ、逃げを打つ傷じゃねぇんだから。
膝の上に跨がってくるときは首に絡みつき、そのまま頭を抱き込まれて、細いが筋肉質な胸に通気を塞がれる。離すつもりはないようなので、悪戯に舌を這わせ
2015年04月07日 14:22
全裸だけどまだやってない…
診断メーカーのお題で[剃刀][伝わらない][「嘘吐かないでよ」]で書きました。
さり さり さり
横に引いてはいけない。
少し寝かせた刃は、奥から手前へ。
皮膚に少し宛てる程度で、軽く移動させる。
さり さり さり
太めの毛を断つ、独特の音。
直刃の剃刀は肌を滑り、その上に白い泡と、黒い残骸を載せる。それを手前に置いたタオルになすり付けた。
ふう、と双方から漏れる溜め息は、僅かな間であるが緊張感から解放されたからこそ。
皮膚を引いて張り、再び刃を宛てる。
少し寝かせた刃は、奥から手前へ。
ちり ちち ちち
少
2015年04月07日 14:21
息子のお尻のほくろ見たら衝動で書いてしまいました。うう。
例えば、獣の姿勢で繋がっているとき。
快感の波に飲み込まれ、強い力で腰を押さえ込まれ、穿たれている最中。
がっしりと腰を掴んでいる両手の、右手の、親指が。そろりとそこを触れてくることに気付くことがある。
けれどもすぐに意識が飛びそうな熱で掻き回されて、思考が灼き切れる。
例えば、互いに銜え合っているとき。
熱い舌は段々と後ろの孔に移動してきて、揉み解すように皺を広げ差し込まれ溶かされていく。
そうしている間にも掌が尻の肉をやわやわとしだき、皮の厚い、親指の腹が。始めはくすぐったく掠めるような触れ方
2015年04月07日 14:20
第二弾は怖かったとのお声を頂いたバックミラーの話。
文字に起こすとそうでもなかった。
「おーい、塩」
「……ちっくしょっ、またかよ!」
チビナスは忌々し気に舌を打つと、粗塩を持って玄関へ急いだ。
「ひとつまみでいいんだからな」
「わぁーってるよ!」
先日一袋分粗塩をぶちまけられたゾロは警戒気味だ。
背中を向けてしゃがみ、高さを合わせる。チビナスはパラパラと背中に塩をかけ、すぐにはたいて落とした。
「……で、今度は何だよ。またご先祖様か?」
訝し気に質問してくるチビナスに、ゾロは自分でも全身をぱたぱたと払いながら「いいや」と短く答える。
2015年04月07日 14:18
何かを感じるゾロとただ怖がるチビナスのお話。
ついったでちょっとだけ盛り上がったプチ恐い話を、ネタが尽きるまで小出しにしてみようかと。
ワタシ自身は「全く見えも感じもしないのに怖がる人」ですが、周囲に体験者が多いのでその人たちのお話を拝借します。
ゾロナスにしたのは、粗塩ぶん投げるナスがかわいいと思ったから、なだけです。
取り合えず第一弾は先日あった旦那とのホットな話題から。
がちゃがちゃと鍵穴が回る音。
帰ってきた! とチビナスは玄関まで出迎えに行く。
「おっかえりー!」
「おう、ちょうど良かった。塩くれ、塩」
おかえりにはただいまだろうが! とがなりたくな
2015年04月07日 14:16
5/9はコックの日と聞いてしまったので、急遽捻り出したものですが。
雰囲気的なものなのでさらっと読み流して頂ければ。
食いてェ奴には食わしてやる。
確かにそうは言ったが。それは料理であり、食材の話だ。
なのにヤツときたらオレの作った料理そっちのけで、何故調理者に手を出す?
「料理も美味いが、お前が一番美味い」
なんて、どこのエロオヤジのセリフだよ。
それでも。
両手を合わせて「いただきます、ごちそうさま」を欠かさないところとか。
頬袋をパンパンにしてがっつくところとか。
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