記事のアーカイブ
2015年04月17日 09:25
アンビリバボー見て。
強盗、少年、妹 を 侵入者ゾロ、チビナス、少し年上従姉ナミで。
サンジがこの家に来て数ヶ月。何事もなく、きっと全てはもう収束して、この先は穏やかな日々が続くと、少なくともナミは思っていた。
庭の死角になる勝手口のガラスが小さな音で割られ、そこから腕が入ってきたのを見た瞬間に、ナミはサンジの手を引いていた。逃げ込んだ洗面脱衣所に鍵をかけ、浴槽に入ってそっと蓋をかけ、サンジの頭を抱えて息を潜める。
ゴツ、ゴツ、と重いブーツの音がフローリングを歩き回る。廊下を行き来し、二階の各部屋を確認しているのが響き
2015年04月16日 09:07
掴んだシャツの胸元に顔を埋め、じわりと濡らす。
小さな溜息が頭上に落ちてくる。
それから大きな掌が、ゆっくりと髪を梳く。
その温かさに、再び込み上げる。
もう少しだけ、このままで……。
血色の悪い顔を甲板に引っ張っていく。
不機嫌な様子を丸ごと抱き込んでおれの定位置にもろとも倒れ込めば、諦めたように全身の力を抜いた。
陽気が心地よく眠りを誘う。
ほらみたことか。あっという間にたてられた寝息は小さく、深い。
少しずつ挿してくる頬の赤みを掌で包む。もう少しこのままでいよう。
2015年04月16日 09:06
愛はレディに捧げるもの。
間違っても、このむさ苦しい男への気持ちは愛なんかじゃなく。
そう、これは情だ。情けだ。
……ほんっと、情けねぇな、オレ。
2015年04月16日 08:44
ロビン誕生日2015
サンジくんとロビンちゃんはお互いを嫌い合っている、というお話。
イメージ曲というか、あったんですよ。
米津玄師 / 花に嵐...
2015年04月16日 08:36
チョッパー誕生日2014
ちょっとシリアス目。
いざという時にはとても頼もしい存在である、青鼻の船医。
だが日常に在って彼は年相応、いや、それよりも幼い顔を見せている。だからか、その口をついて出る言葉も直球であることが多い。それは彼の純粋さを表してもいるようで、同じ船に乗るクルーは皆、彼のそんなところも好ましいと感じていた。
この船のコックであるサンジも、有事に於いての彼の心の強さがとてもきれいだと思っていたし、対するチョッパーもサンジの信念に基づく強さを尊敬していた。
ただ初対面の頃の彼らは捕食者と被捕食者
2015年04月16日 08:20
ブルック誕生日2014
スリラーバークでピアノ弾いて泣いてるブルックが大好きです。
5/7追記:ツイッターで仲良くしてくださってることさんが、このお話のイラストを描いてくださいました。
とても素敵な場面が切り取られて、本当に私のお話が元になっているのか疑うほど。
暖かいイラストと共に楽しんでいただけたら幸いです。
立ち寄った島で、サンジはいつものように食材の買い出しへ行く。
今日は下見程度なので大きな買い物はないが、骨で剣士で音楽家が牛乳牛乳と煩い。
一人で買い物に行かせてもいいのだ
2015年04月16日 08:09
ウソップ誕生日2014
この二人は素で本音をぽろっと言い合うイチャコラ親友な感じ。本気の仲良し。
ちょっとサンナミ要素入っている感じですが。
海は凪、快晴。
こんな日は。
サロン・ド・ウソップ
若しくは
バーバー・ウソップ
「開店だあ! 野郎共!」
ウソップ工房支部横にて。
お、トップバッターはロビンか。珍しいな。
「丁度花壇の世話が終わったから」
それにしても髪、伸びたなー。毛
2015年04月16日 08:01
フランキー誕生日2014
サンジはなんかいっつもタバコ咥えて鼻唄歌ってるイメージ。
うちの海賊一味のコックは、金髪のキレイな兄ちゃんだ。
キレイなんて言葉で表すと本人は烈火の如く怒り出すが、実際そう思うのだから仕方がない。見目にそぐわぬ乱暴な言葉遣いや、生身から繰り出しているとは思えない凶暴な足技を目の当たりにしても、この兄ちゃんはキレイだと思う。
本人も憚らず豪語するオンナ至上主義であるが、そのオンナを凌ぐ程の色気を見せるときがある。本人はおそらく自覚無しなんだろうが。
コックの兄ちゃんはどうやら歌が好きな
2015年04月16日 02:29
そんなつもりはなかったけどうっかり続いてしまったシリーズ。
取り敢えずこれでおしまいです。
が、またいつかうっかり続くかもしれません。
Rは直接描写ないですがさらっと言葉出てるので。
悪魔というのは、悪魔の実で能力を得た者たちのことを言うのではないかと思う。
悪魔のような能力を得ただけでなく、その力を悪魔の如く欲望に忠実に行使する。
それを善しとするか悪しとするかは結果次第だ。
悪魔というのは、欲望のままに行動する者だ。
その悪魔に魅入られたのがサンジなら、彼もまた悪
2015年04月16日 02:28
ゾサ前提ルサン続き。
こんなつもりはなかった! な方向へ行ってしまいました。
6/3ルサンの日記念。
「おーい、サンジぃー。ルフィ落ちたぞー」
どぷんという水音の後に、ウソップの危機感のカケラもない声がのんびり響く。
二階のキッチン前で一服していたサンジは、あからさまに顔を顰めて靴を脱いだ。手摺に足を掛けいつもよりも強く蹴り出して、きれいな放物線を描いて海に吸い込まれるように消えた。やや暫くすると、ルフィの首を乱暴に抱えた金色の頭が水面から飛び出してくる。ウソップが船縁から掛けた縄梯子を、ぐったり
アイテム: 11 - 20 / 162